今日観た映画

用事の後のポッカリと空いた時間。 そうだ、久しぶりに映画観に行こう、と思い立つ。
私の信頼する(?)情報番組、『5時に夢中!』と『あさイチ』で絶賛されてた『セッション』に決定。
ちょうどいい時間でちょうどいい席が空いてた。ラッキー!

そして観終わった後の感想… 「いやぁーーー!おもしろかったっっ!!」 1時間47分の決して長くない映画だけど、内容が濃いので十分。
グアーッと盛り上がっていくスピード感がとにかくスゴイ。中だるみ一切なし。
息をつかせぬ映画とはまさにこのこと。 アクションでもホラーでもないのに(ミステリー的要素はあるが)、だ。

モラハラ、パワハラ、時にセクハラ、と、ハラスメント全開の音大教授フレッチャー(J・K・シモンズ)。
そして頼りなさそうな教え子の1年生・アンドリュー(マイルズ・テラー)、楽器はドラム。
完璧主義の鬼のような授業。罵倒の嵐。 彼女を振ってまで、おのれのすべてをドラムに捧げるアンドリュー。

この映画はただのサクセスストーリーだと思ってたら大間違い。 一言で言うなら【執念】の映画だ。
そしてスピードがどんどん増していくと同時に観る者の予想を裏切っては2転、3転。
でも納得、スッキリ、の憎いラスト。 ギロギロと大きな目でツルツルの頭を光らせたJ・K・シモンズの演技がハンパない。
絶対的権力を振りかざしても、結果を出してるので誰にも止められずに暴走し続ける病的な性格。
そんな役に嵌り過ぎている。 そして決して格好よくない、どこにでもいそうなマイルズ・テラーも適役だ。 見え隠れするプライドの高さ、自信のある時と無い時の目の輝きの違いなど、映画の中でクルクルと表情を変える。上手い。
そして監督は当時20代だったというデミアン・チャベル。恐るべし。

そんなこんなで大満足で映画館の通路を歩いてたら、祖父母と孫(成人)と思われる3人が歩きながら
孫:「結局何が言いたいのか分からなかったな~」
祖父:「ああいうのはドラムとかやってる人なら分かるんじゃないか?」 という会話を交わしていた。な・な・な・なにぃ~??? 私はジャズの知識もドラムの知識も無いけど、十分楽しめた。 そりゃあ、知ってたらもっと楽しめたかもしれないけど、そんなん無くても心底面白い映画だと思った。 (いや、知らないからこそ楽しめたのかもしれないが。)
感性って本当に人それぞれですね。 その違いに打ちのめされるけど、その違いがあるからこそ、様々な文化が成り立つのであって…。 でも、ちょっと驚いた。

しかし特別なセットもSFXも使っていないのにこれだけ魅せるって、演技と演出のなせる技なんだろうな。 昨年観た『マダム・イン・ニューヨーク』以来の大満足映画でした◎

whiplash

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