『モネ展』

先週の金曜日はTIS受賞者展の受付のお手伝いをし、その後OPAさん、HBさんの素敵な個展をのぞき、遅めのランチをし、フライングタイガーをのぞいてみた。
「今日は見るだけ、見るだけ」と思っていたけれど、やはり猫ものなどの雑貨に心奪われ、なんだかんだ買ってしまった。
ハロウィンの仮装でアフロのカツラをかぶったり、ふざけたメガネをかけた店員さん達が真面目に接客やレジをしている姿は笑えた。
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フライングタイガーはレジ袋が付かないと思ってたけど、付けてくれた。左上がそれ。右上のかわいい包み紙は割れ物に巻いてくれたもの。これが売られているかは未確認。ぜひ欲しいが。

その後、青山ブックセンターで時間をつぶしてから上野へ。
なぜ時間をつぶしたかと言うと、17時過ぎに『モネ展』に行きたかったから。

モネはゴッホと並んで日本人に最も人気の高い画家のひとり。しかも、『印象、日の出』は18日までの展示ときてる。
きっと激混みに違いない。それならば、金曜夜(金曜のみ21時まで開館)という比較的空いてそうな時間に行こうと決めていたのだ。
上野の美術館に行くのは本当に久しぶり。ひょっとしてフェルメールを観に来たのが最後かな?
去年ぐらいのことかと思って調べたら2012年の夏だった。もう3年も経っていたなんてびっくり!
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案の定、入口に向かう途中で出てきた人たち多勢とすれ違う。これは正解だったかも。
チケット売場では多少並んでいたが、前売り券を持っていたのですぐ入れた。

ミーハーと言われようが何だろうが、私はモネが好き。今回の展示もとても楽しみにしていた。
張り切って音声ガイドも借りた。ナビゲーターは田辺誠一さん。今回、モネの絵も描いていた。

会場は少々並べば最前列での鑑賞が出来る程度の混み。ひどい時はその列も全然動かなかったりするが、ゆるやかにゆるやかに動く。この時間に来てよかった。

内容は…結論から言って、期待してたのとはちょっと違ってた。
まぁ、こういうことはよくあることなんだけれども、100%モネの作品じゃないのだ。
ルノワールが描いたモネの肖像画とか、モネが影響を受けたというドラクロワやヨンキントの作品が多く展示されていた。当然それらもすばらしく、モネが受けた影響を知る上でも魅力的だが。

そしてよく調べないで行った私も悪いのだが、今回やってきたマルモッタン・モネ美術館・所蔵作品の多くはモネが生涯手放すことのなかった作品やコレクションをモネの死後、息子が寄贈したものだった。
生涯手放すことのない=人に見せるつもりはない、だったのだと思う。
キャンバスの塗り残しも多く、中でも息子を描いた肖像画は「長時間ポーズをとることができない赤ん坊を素早く一瞬にして描き上げたことを示すために敢えて塗り残した」というようなことを解説で言っていたが、それってただのスケッチでは…?
そりゃあ、モネの描いた習作を見られるのは貴重だし、それこそ、線一本だってありがたいのかもしれないが、モネ自身はこれらの作品が将来、こんな風に美術館に飾られ、鑑賞されることを予想していないはずの作品群なわけで。
特に晩年に目を悪くしてから描いた『バラの小道』や『日本の橋』は、色々と苦悩が入っていたんじゃないかな…と思うタッチや色であった。

が、モネが10代で描いていたカリカチュア(風刺画)は面白かった。
もちろん、すばらしい風景画もたくさんあった。
淡い色だけで厳寒を表現した作品や、『睡蓮』のモネ独特の美しい紫、水藻を描いた『小船』。
「ここでこの色を使うかぁ」という意外な色遣い。タッチ。

そしてメインの『印象、日の出』。
これはグループ展に出展し、その後、人手に渡った作品。

ここだけ、例のごとく、動きながら間近で観られる組と、少し離れているけどジッと観られる組に分かれていた。
間近で3回、離れて1回長めに観た。
(離れて…の方は最前列中央でいつまでも動かない人がいたので、その人の肩越しだったのが残念。時間制限が無いとは言え、やはり譲り合うべき場所だと思うが…)

スポットライトの当て方が他の作品と違うのもあって、そこだけまるで窓から見た本物の景色のごとく光っていた。特に太陽が。

全体的にキラキラして美しかった。
これをパリまで行かずとも1400円(前売価格)で観られただけでも価値はあった。

そういえば、中1の時、教室の黒板の上の真ん中にこの絵のレプリカが貼ってあったなぁ。
担任の先生が好きだと言っていた。
それがモネを認識した最初だったかもしれない。
そうやって何十年も何百年も愛され続ける絵ってすごい。

後で知ったけど、どこかにモネが実際に使っていたメガネやパイプ、パレットも展示してあったらしい!見逃した!くやしい~
やはり【展示作品一覧表】をもらわないとダメだ。

観終わって、グッズ売場を見る。
モネのすばらしい絵がグッズになると俗っぽくなってしまってたのが残念。色の再現もやはり難しいのか、全然違ってたし。
なので、そこはスルー。

ミュージアムショップは前回も行って楽しかったので、そちらを見る。
有名絵画グッズから、アーティスト作品まで色々あってやはり楽しかった。
鳥獣戯画の汲み出しがかわいかったので思わず購入。
本来はお茶用なんだけど、大きさといい、手の収まりといい、日本酒飲むのにピッタリ。
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(家で開梱してみたら、京都で作られた有田焼のきちんとしたものだった)

18時過ぎに美術館を出たら、会社帰りの人も増えたためか、会場に向かう人の数はかなり増えていた。やはり17時~18時は狙い目だったようだ。ラッキー♪

その後、世界堂で紙など買って帰宅。
その日は12,501歩も歩いて、足が棒。

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